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永遠



アイ「…んで、結局お前は猫なのか妖怪なのか。」
イオリ「妖怪の猫だよー?…猫の妖怪かな?」
アイ「どっちも変わんねぇ気がするけどな。」
黒天丸「妖怪だ。猫ではない。」
アイ「猫じゃねぇか。」
黒天丸「猫の姿をしているだけだ。」
アイ「猫じゃねぇか。」
黒天丸「わからん奴だな…。
    猫の姿をしているだけで猫そのものではないと言っているんだ。」
イオリ「猫っぽい。お日さまぽかぽか好きだし、猫缶好きだし。」
黒天丸「…長く猫の姿でいると本能がそうなってくるものだ。
    上手く猫になりすぎた…。」
アイ「そもそもなんで猫なんだよ。」




黒天丸達、猫妖怪。
その姿には秘密があるよう。






黒天丸 :

俺達はそもそも人と同じ姿をし、人と同じように生きてきた。
だがそれは限界がある。
いつまでも姿が変わらず同じ人間の「形」をしたものが人の世に存在などしない。
人間は寿命があるが、俺達にはほぼ無いと言ってもいい。
不滅の人間がいるはずがない。それを許すほど人間はまだ育ちきっていない。
妖怪が人間と同じ姿で手を取り合い生きていくことなど出来ないのだ。

だから…俺達はどこにでもいる、いつ入れ替わってもわからない、
猫という有象無象の「形」を入れ物に選んだ。

いや、有象無象は言い過ぎか。
猫の体は悪くない。くだらないものでもない。
お前たちという人間にも出会えた。
…俺の、俺達の使命を果たせる。






アイ(…使命?)

アイ「おい、使命ってなん…」






イオリ「そっかー。黒天丸達も大変だったんだねぇ。
    でも猫さんの姿だからイオリたちに会えたんだね。
    イオリは嬉しいなぁ。」

アイ(…。)






イオリ「これからもずーーーっと一緒だよ、黒天丸!!」
黒天丸「…ああ。」


アイ(コイツらに寿命は無ぇ。でもアタシらには…ある。
   ずっと一緒にはいられねぇ。いつか…いつか別れの時が来る。
   イオリには難しくてまだわかんねぇかもしれねぇけどな。)


イオリ「イオリは黒天丸のお友達だからね。」


アイ(コイツらは人間と同じ姿をしてた時があるみてぇだ。
   そうなりゃ「人間の友達」ってのもいたはずだけど…。
   …まぁ、そういうことだよな。
   何人もの「人間の友達」と出会って別れたんだろうな。)


イオリ「だからイオリと『お別れする時』もそばにいてね?」


黒天丸(!!)
アイ(!!)



黒天丸「…ああ。」


アイ(気になる点もいくつかあるっちゃあるがよ…。
   今日はイオリに免じて聞かないでいてやるよ…。)




死ぬということ。生きるということ。

長く生きれば早く死ぬものの最期を看取ることにもなります。
黒天丸達はそれをずっと続けてきました。

人間誰しも最期の時を迎えます。
イオリにだってそれはわかります。
だから、せめて生きている間はずっと一緒にいたいのです。
それが大好きな相手だからこそ。


黒天丸達が猫の姿を選んだ理由がわかりました。
ですが。

黒天丸達の「使命」とは。
なぜロビンやアイ、イオリ達のそばにいるのか。
彼らにはまだ謎が隠されています。



それはまた、いずれの機会に。






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